笠原敏雄著「幸せを拒む病」(フォレスト出版)の第4章に出てくる「「本当にしたいこと」探索心理実験を自分なりの方法で実施しています。
第1回実験までの経緯と結果報告は次の記事で書きました。
2016.08.14記事「反応を利用した「本当にしたいこと」探索心理実験 その1」
2016.08.15記事「反応を利用した「本当にしたいこと」探索心理実験 その2」
第1回実験では「本当にしたいこと」リストを体系的に整備して、その順番で実験をすすめたのですが、体系化した順番での実験に多少違和感を感じました。
また、同じ実験を繰り返すとフィードバック効果みたいなもがどのように表れるかということにも興味を持ちました。
そこで、「本当にしたいこと」リストをランダム表示する方法で第2回実験を行いましたので、その結果をメモします。
1 心理実験ソフトの改良
パソコンソフト(File Maker)に乱数フィールドとシリアルフィールドを設けて、「本当にしたいこと」項目をランダム表示するようにしました。
また第1回実験メモを非表示とし、第2回実験メモ欄を新設しました。
第2回心理実験用画面
なお、反応があった場合、それが小さいものであるばあいはキーボードの適当な部分を軽くたたく、大きなものである場合はキーボードの適当な部分を連続してたたくことにして、意味のある文字を書くことは気が散るのでやめました。
2 第2回心理実験の結果
次に第2回心理実験の結果を示します。
第2回心理実験結果1/3 ◎ 強い反応あり、○ 反応あり
第2回心理実験結果2/3 ◎ 強い反応あり、○ 反応あり
第2回心理実験結果3/3 ◎ 強い反応あり、○ 反応あり
3 結果検討
3-1 反応種類
第1回実験は他のブログ記事を書き終わり、頭脳の疲労が残る状態で実施しました。
この時の反応は主に睡魔でした。
第2回実験は早朝の頭脳コンディションが良い状態で実施しました。
反応はあくびと耳奥のかゆみです。
反応種類は体のコンディションによって発現部位が変化して表れるという印象を持ちました。
3-2 反応観察数
第1回実験の反応数は◎1、○6、第2回実験の反応数は◎3、○11です。
反応数が倍増しました。
第2回実験は体調が良い状況なので、それが反応数倍増に関係したのではないだろうかと想像します。
3-3 「本当にしたいこと」の変化
3-3-1 連続性
第1回実験での反応(◎1、○6)のうち3つが第2回実験でも反応がでました。
また基礎学力分野、花見川自然環境分野、河川行政分野ではいずれの実験でも反応が出ていません。
このように、第1回実験と第2回実験の結果に連続性、継続性が見られます。
3-3-2 変化
同時に第1回実験では反応が全くでなかった考古歴史分野、データベース構築分野から合計8つの反応がでました。
想定していた以上の変化です。
なぜこのように変化したのか、その理由として次の2点を想定しました。
1 「本当にしたいこと」の体系的表示順番をランダム表示順番にしたので変化した
第1回実験では「本当にしたいこと」を体系的に整理して、自分が現在特段に興味がある考古歴史分野とデータベース構築分野を実験の最初にもってきました。
この時、実験に対するかまえ意識が強く、反応が抑えられた可能性があります。
第2回実験では項目をランダム表示していますから分野に関するかまえ意識は生じません。
2 第1回実験のフィードバック効果
第1回実験で反応が無かったという知識により、第2回実験では意識の奥で「反応を期待」してしまい、それが現実化してしまったという可能性もあります。
3-4 実験結果の活用策
「花見川流域地誌まとめ」と「花見川河川争奪まとめ公表」はともに第1回実験と第2回実験の双方で反応が出ています。
その趣旨である「まとめ」が自分にとって「本当にしたいこと」であるという情報を大切にして、有功活用することにします。
また、第1回実験と第2回実験を足して生まれる情報を趣味活動の中で参考にしたいと思います。
なお、この実験の紹介記事はこれで終わりにしますが、活動としてはさらに同じ実験を繰り返し、より有用な情報が得られるか確かめ、得られた情報は趣味活動に活用します。
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4 参考メモ
「本当にしたいこと」とは関係ありませんが、ここで作成した心理実験システムを画像評価に使えるのではないだろうかと期待が膨らんでいます。
ブログ花見川流域を歩く番外編ではEarth View from Google Earthの画像(壁紙画像)を間欠的に紹介しています。
このブログにおける画像紹介において、画像抽出にこの心理実験システムを活用できそうです。
多数のEarth View from Google Earth画像をFile Makerでランダム表示して自分の反応を記録します。
反応の生まれた画像とは自分がその画像を忌避しようとしていると考えます。
自分が忌避しようとしている画像とは、その画像に自分の本当の(大切な)興味が隠されていると考えます。
その隠された意味を少しでも語ることができれば、画像に対する自分固有の解釈が成立します。
画像に対する自分固有の解釈ができれば、画像紹介の情報発信(ブログ記事作成)が楽しくなります。
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